今日は中1の授業で、数学の「四則計算」を扱いました。
「カタマリ」の考え方をしっかり体得してほしかったからです。
ちょっと複雑な四則計算になると、中3でも計算ミスを連発します。
なぜか…?
それは、「カタマリ」意識が無いからです。
例えば次の問題。
(-4)+8×(-9)÷(-12)
よく見かけるミスは、
(-4)+8×(-9)÷(-12)
= +4 ×(-9)÷(-12)
= -36 ÷(-12)
= +3
という感じです。
(-4)+8×(-9)÷(-12)
の部分を先に計算してしまったのが間違いですよね。
なぜこのような間違いをするかというと、「カタマリ」の考え方ができていないからです。
このカタマリとは、「×または÷でつながった部分」のことです。
数学用語で言うと、「項」のことですね。
先ほどの問題だと、
(-4)+8×(-9)÷(-12)
という2つのカタマリに分けることができます。
問題を見ていきなり解き始めるのではなく、
まずその式をいくつのカタマリ(項)に分けることができるのか考え、
それぞれのカタマリの中を計算していくようにすると解きやすくなります。
つまり、
(-4)+8×(-9)÷(-12)
= -4 + 6
= +2
となります。
※もちろん+8×(-9)÷(-12)の部分は、1つの分数にして約分して計算しますが、
分数をどう表示すればいいか分からないので(汗)、ここでは省略しています。
このカタマリ意識を持ってもらうことで、正解率が圧倒的に高くなります!
こういう部分の指導をきっちりできるかどうかに、講師の腕の差が出ます。
今日の授業でもしっかり理解してくれたと思います。
あとはこれを定着させるべく、繰り返し演習していこうと思います!
岡崎