こんにちは、岡崎です。
早いもので1月も下旬に差し掛かり、滋賀県の高校受験が迫ってきました。
私立高校入試まであと12日、県立高校特色選抜・推薦選抜まであと16日です。
今回は、「特色選抜に臨む心構え」について書きます。
受験指導を十数年間してきた中で、
「特色選抜を受験するかどうか」
という相談を毎年のように受けてきました。
ご存知のように、推薦選抜は中学校からの推薦が必要ですが、
特色選抜は受けたければ誰でも受けることができます。
それ故に、受けるかどうかを自分で決めなければならないため、迷うお子さんが出てくるんですね。
「えっ、落ちても一般選抜があるんだから、
全員受ければいいんじゃないの?」
と思う人がいるかも知れませんが、そうもいかないようなんですね。
特色選抜を受けるかどうか迷う理由でよく聞くのが、
①「落ちてショックを受けるのが怖い(だから受けない)」
②「特色選抜のための勉強をする余裕が無い(だから受けない)」
というものです。
なんかもう、毎年同じ理由ですね。
先生によっては↑のような理由で脅し気味に話される方もいるようです。
それで生徒が委縮してしまうという…。
でも、そんなこと言いだしたら、受験なんてできないですよ!?
特に①の「落ちた時のショックが怖い」なんて…
気持ちはわかります。
特色選抜は倍率が高い。落ちる可能性が高い。
どうせ受からないんなら、最初から受けない方がいいのでは?と。
ただですね、これは特色選抜をデメリットという方向からしか見ていません。
メリットもちゃんと考えた上で、どちらが大きいかを判断すべきです。
特色選抜を受けるメリットは、
当然のことながら「合格のチャンスが増える」ですね。
倍率が高いとは言え、受ければ合格する可能性はあるわけです。
そして、それ以上に大きなメリットがあると私は思っています。
それは、
「本命の会場で、本番の受験を経験できる」ことです。
例えば八日市高校が第一志望だったとして、
特色選抜を受けることになれば、2月8日(月)に八日市高校で実際の受験に臨むわけですね。
この経験は非常に大きいんです。
「八日市高の中ってこんな感じなのか~。
教室ってこんな感じなのか~。」
と実感することができます。
仮に特色選抜が不合格であっても、
この経験は一般選抜のときに大きな財産となってくれます。
もし一般選抜しか受けていなければ、
それが人生で最初の本命校の入試、ってことにもなり得ます。
相当緊張することが予想されます。
実力を十分に発揮できない可能性が高まります。
それに対して、特色選抜を経験していると、
会場にも慣れていますし落ち着いて入試に臨めます。
しっかり実力を発揮できる可能性が高いでしょう。
以上のことから、特色選抜に対する私の考えは、
「メリット>デメリット」、よって受けるべし!
です。
特色選抜を受験するみなさん、
まずは特色選抜での合格を目指してがんばってください!
そして同時に、一般選抜に向けた下見の意味合いもあるという心構えを持っておきましょう。
特色選抜を受験すること自体に、大きな価値が生まれますよ。
最後に…
過去の合格者の得点結果から分かることとして、
小論文は、あまり大きな差が付きません。
30点満点でだいたい15~20点ぐらいに収まってきます。
ある程度書きなれていれば、取ることのできる得点です
やはり勝負は、総合Ⅰ・総合Ⅱです。
残り2週間、総合Ⅰ・Ⅱの対策に時間をかけましょう。
また直前に伸ばしやすい理科・社会を中心に学習するのが吉だと思います。
受験生、がんばれ!
岡崎