こんにちは、岡崎です。
今週は滋賀県私立高校入試でしたね。
これが人生初受験という生徒が多かったと思いますので、やはり緊張したと思います。
まずはお疲れさまでした!
来週火曜日には、滋賀県立高校の特色選抜・推薦選抜があります。
特色選抜は今年も3~5倍程度の高い倍率となっています。
(定員が少ないから仕方ないのですが)
例えば、
膳所高校 5.14倍
彦根東高校 3.18倍
八日市高校 3.18倍
などです。
今年も厳しい戦いになりそうです。
※特色選抜の心構えについては↓
特色選抜の心構え(滋賀県立高校)
さて、今回は、一般選抜の倍率を予想してみたいと思います!
私は10年以上前から、1月末に公表される「2次進路調査」をもとに
県立高校の最終倍率予想をしています。
実は高校によって、倍率の推移の仕方に特徴があるんです。
例えば、草津東高校と東大津高校では、全く逆の動きをします。
草津東は
2次進路調査倍率 > 一般選抜倍率(つまり倍率が下がる)
となるのに対し、
東大津では、
2次進路調査倍率 < 一般選抜倍率(つまり倍率が上がる)
となります。
このような動きを10年分以上見ていくと、
今年の一般選抜の最終倍率をある程度予想することができます。
私の予想はこちらです!
※注意※
あくまでも個人的な予想ですので、当然外れることもあります。
参考数字として見て頂ければ幸いです。
高校 |
2次進路調査 |
予想倍率 (一般選抜) |
昨年の倍率 (一般選抜) |
膳所 | 1.59 | 1.55 | 1.63 |
彦根東 | 1.03 | 1.05 | 1.17 |
八日市 | 1.15 | 1.14 | 1.17 |
八幡 | 0.86 | 1.02 | 1.13 |
石山(普通) | 1.65 | 1.55 | 1.31 |
守山 | 1.36 | 1.28 | 1.19 |
東大津 | 0.98 | 1.23 | 1.14 |
草津東 | 1.75 | 1.53 | 1.40 |
米原 | 1.02 | 1.02 | 1.11 |
河瀬 | 0.95 | 1.05 | 1.19 |
大津 | 1.72 | 1.54 | 1.69 |
玉川 | 0.90 | 1.22 | 1.40 |
膳所・石山・守山・草津東・大津などの人気校は、
最終出願までに少しずつ倍率が下がっていくことがほとんどです。
やはり「人気」というイメージを誰もが持っており、
特色選抜などを経て志望変更する生徒が一定数いるからだと思います。
一方、東大津や玉川などは全く逆で、
2次進路調査では定員割れでもそこから徐々に増えていきます。
人気校から変更した生徒がこちらに流れ込むからだと考えられます。
八日市高校は、あまり変化しないか少し減少する程度です。
これは地理的な要因が大きいと考えられます。
八日市はJR沿線ではないため、野洲より南の地域からの受験者は非常に少なく、
受験者は「八日市を含む東近江市」「近江八幡」が大半です。
よって、八日市高校から同程度の学力の高校に変更しようとしても、
特に東近江市の生徒にとっては変更先の候補があまりありません。
草津東・東大津はちょっと遠いし、しかも倍率が高い。
米原は遠いし坂がきついし…などの理由です。
水口東もやはり遠いイメージがあり、河瀬は最近人気がありません。
結局、八日市高校から変更するとすれば、八幡高校ぐらいしか選択肢がなく、
変更しない生徒も多くなります。
愛東・湖東などの生徒にとっては、八幡に行くのも大変ですしね。
一方、今年の八幡高校は定員が1クラス(40名)増えたこともあり、
現状では大きく定員割れしています。
ここから八幡に変更する生徒が例年より多くなると予想されますが、
もしかすると、それでも最終的に倍率が1倍を切ることもあり得ると思っています。
以上、岡崎の倍率予想でした。
県立高校出願の際の参考になれば幸いです。
★追伸★
一般選抜の受験校は、最初の出願の時に確定するようにしましょう。
倍率が発表された後に出願変更もできますが、私はお勧めしません。
「倍率次第で変更する」と言っても、明確な変更基準の設定が難しいからです。
例えば「1.2倍以上だったら変更しよう」と思っていても、1.21倍だったらどうするでしょうか。
「もうこれだったらやっぱりそのまま受けよう」となる生徒もいるのではないでしょうか。
つまり、「倍率次第で」というのは、「言うは易く行うは難し」なのです。
何より、「倍率次第」というのは完全に他人の動向に依存した選択であり、
自分の行動・努力ではどうしようもありません。
倍率が気になって勉強に集中できないという弊害すらあり得ます。
それよりも、早く腹をくくってしまい、
自分ができることに精一杯集中する方が良い結果になると思います。