昨日は県立高校一般選抜の合格発表日でした。
1週間前の入試当日、塾生たちが入試の報告に来てくれました。
「緊張せずに力を発揮できたかどうか」、「各教科の出来はどうだったか」などを聞いていると
緊張で力が発揮できなかったという子はほぼおらず、過去問演習や直前対策の成果が出ているようでした。
また直前対策で扱った漢字が出題されていたり、
理科社会の単元予想がそこそこ当たっていたりと良い材料もありました。
一方、「難しくてあんまりできんかった…」という声も聞かれました。
特に英語でその傾向が強く、すぐに私も解いてみると、確かに英語の大問2・3の長文はかなり難解でした。
特に単語のレベルが高く、「According to」「suffer from」など新教科書に登場している単語・熟語は当たり前のように注釈無しで出題されていました。
普段の実テや模試で英語を得点源にしている子ほど、難しく感じたのではないかと思います。
それから1週間、落ち着かない日々が続きました。
「全員合格していて欲しい」という願いと、「もしダメだったら…」という不安が入り交じったまま、
ついに合格発表当日を迎えました。
午前中、私は長女の幼稚園卒園式があり、終わり次第教室に駆け付けると、
ちょうど同じタイミングで2人の塾生が自転車に乗って、満面の笑顔とともに近づいてきました。
岡崎「どうやった!?」
塾生「合格したで!」
岡崎「おっしゃーーーーー!!!」
最高の瞬間でした。
その後も続々と合格の報告に来てくれ、その度に大喜びして記念写真を撮りました。
残すは、八日市高校を受験した中の1人のみ。
「きっと大丈夫だ」と思いながらも、14時を過ぎてもまだ連絡が無く不安が募ってきます。
その時、「ガチャッ」と自転車を止める音がし、入り口のドアが開きました。
表情は笑顔!
そして「合格しました!」との報告を受け、
思わず今日一番の「おっしゃ~~~!!」が出てしまいました。
これで、今年の受験生14名全員が第一志望に合格したことになりました。
全員ががんばって自らの力で合格をつかんでくれたことが、本当にうれしかったです。
全員合格そのものがすごいとか価値があるとか、そういう風には私は思っていません。
受験校を安全校に切り替えれば合格率を高めることは可能です。
でも今年の14名の中には、9月や10月の時点で「厳しい」と言われていた子も少なくありませんでした。
その中で、プレッシャーや恐怖に立ち向かい、自分の意志を貫き、
それに見合うだけの努力を重ねていった結果の第一志望合格だからこそ、喜びもひとしおです。
ちなみに私は、「とにかく厳しくてもチャレンジすべき」と考えているわけではありません。
この世の中、全員の全ての願いが叶うわけではないという側面もあり、
様々な状況を考慮して、時には方向を修正するということも大切だと思っています。
ただ、「意思を貫く」にしろ「方向を修正する」にしろ、
大切なのは「自分の考え・自分の判断で方向を決める」ということだと思います。
その意味で、自らの意志で道を開いた14名を誇らしく思います。
みんな、本当におめでとう!!!!!!!!
★今年の受験結果★ ※併願合格校を含む
八日市高校 5名
八幡高校 4名
八幡商業高校 1名
水口高校 1名
瀬田工業高校 1名
龍谷大学付属平安高校 1名
清明学院高校(大阪) 1名
近江兄弟社高校 10名
滋賀学園高校 3名