入試ファイナル第2回 Exercise
ブラウン先生:ケンタ、黒板のこの絵はきれいだね。たくさんの星が写っていますね。どこで撮ったのですか?
ケンタ:学校の近くの神社で撮りました。あそこが一番星がきれいに見える場所です。ほかにも、部員たちがいい場所を探してくれました。星がきれいに見える場所を多くの人に知ってもらいたいという思いから、部員全員で2つの地図を作りました。黒板の上にある2つの地図を見てください。英語版は他の国の人たちのために作りました。
ブラウン先生:いいですね。あ、地図上の神社と海岸には3つ星マークがついていますね。この3つは、星を見るのに最適な場所という意味ですか?
ケンタ:そうです。星マークが2つのところは、ベストではないけれど、そこで星を見る分には問題ない。星マークが1つのところはダメなんです。
ブラウン先生:面白いけど、それぞれの場所の星マークの数はどうやって決めたんですか?
ケンタ:空は暗いほうが星がよく見えるんです。そこで、それぞれの場所の空の暗さを基準に、星座の数を決めました。暗さの度合いを数値で表示する装置を使って測定しました。先月3日の夜8時半に5カ所で行いました。
ブラウン先生:なるほど。それぞれの地図の下に、同じ言葉で書かれた表がありますね。黒板の表を説明してください。
ケンタ:わかりました。英語の表の数字を見てください。それぞれの場所の3晩の空の暗さの平均値ということです。数字が大きければ大きいほど、空が暗いということです。
ブラウン先生:なるほど。数字が大きければ大きいほど、星がよく見えるということですね。
ケンタ:そうですね。平均的な暗さの数値が20~23なら、学校の近くの神社などには星マークを3つ付けます。17から19なら、学校のグラウンドのような場所に2つ星をつける。17歳以下は、駅のような場所に1つ星を付けます。
ブラウン先生:都市公園は、周囲にオフィスビルがあるため、星マークが1つになっているのだと思います。窓の明かりが多いので明るいんです。
ケンタ:調査当日の夜は、ビルで働く人たちは8時くらいには電気を消して帰宅していました。そこで、都市公園には星マークを2つ付けました。
ブラウン先生:なるほど、そうなんですね。あなたの調査や地図はとても役に立ちますね。今夜は地図のいいところで星を見たいと思います。
ケンタ:きれいな星がたくさん見えるといいですね。